一度ついた第一印象は中々変わらない
初対面の時に得た第一印象はその後においても大きな影響を与えるため、重要です。第一印象が重要な理由を説明します。
初頭効果とは？
物事の最初が印象に残りやすい現象のことです。最初の記憶やインパクトを受けやすいと言うことは、初めて顔を合わせた時、その人の印象はほとんどその場で決まっているでしょう。一度ついてしまった印象を変えるのは難しく、良い印象を持ってもらうことが出来れば良いですが、逆に悪い印象を持たれると、その後に良い印象に変えることは難しいでしょう。このように最初の重要性を表すのが初頭効果です。第一印象がどれだけ大切かがわかりますよね。
印象を変えづらいのはなぜなのか？
なぜ一度ついてしまった印象を変えることが難しいのか？それは人は一度思い込んでしまうと、自分の中でついた人物像が間違っていないと確認する傾向があるからです。そのため、間違っていないことを肯定するためにもはじめの印象とは異なる部分を認めようとしません。
例をあげると、最初につまらない人だという印象を持ったとしたら、肯定するための材料を探します。面白いことを言ってもそこに対して意識がいかなくなります。そしてつまらないことを言っているとそこが一段と目につくようになります。やはりこの人は面白いことが言えない、つまらない人だと思ってしまいます。固定観念をもってしまうことですね。
印象の実験
人物の印象をリストにして人にどのように伝わるのか、という実験があります。その実験によるとリストは2種類用意をして、同じ内容のものを順番を入れ替えて伝えます。
1つ目のリストには「知的・勤勉・強力・批判的・頑固・嫉妬深い」という順番で、リスト2つ目のリストには「嫉妬深く・頑固・批判的・強力・勤勉・強力・知的」という順番でそれぞれ人物像が書かれています。書いてある内容は一緒でも先に良いことを書いてある方が、後から良いことが書いてある方よりずいぶんと良い印象がつくことがわかっています。
この実験からもわかるように最初に良い印象を持ってもらうことが大切です。最初に悪い印象を持たれてしまうと後から良いことがあっても、悪い印象が強過ぎて良い印象が薄くなってしまいます。要するに、人は最初に持ったイメージを払拭することは容易ではなく、その後を判断してしまう傾向があるということです。
好印象を与えること
人に対して好印象を与える人というのは、そっけない態度や言葉遣いをするような冷たい反応をする人よりも暖かみのある反応をしてくれる人です。暖かみのある反応をかえすことで印象を良くすることができ、好意的に接してもらうことができます。逆に冷たい人だと思われてしまった人はその後の印象を改善させるのは大変でしょう。第一印象で気をつけなければならないことは容姿が良いことでもハキハキ喋ることでもなく、親しみやすさや思いやりのある人だということを意識することです。
こちらの記事がおすすめ！
-
自尊心を強く持つことがポイント
自尊心を持つこととは、自分を磨く上で一番良い方法と言えるくらい大切です。自尊心とは人からの評価ではなく自分が自分をどう思うかです。ありのままの自分を愛して、尊敬する気持ちです。
MORE -
TPOや自分に合った服装を心がけよう
第一印象による服装はその人を判断する材料としてとても重要です。TPOを考えた服装や明るく見せるための色使いを心がけましょう。しかしデザインやサイズによって相手に与える印象も変わるため注意が必要です。
MORE -
一度ついた第一印象は中々変わらない
人の第一印象は大切です。そして一度ついた印象は簡単には変わりません。初頭効果とは物事の印象が残りやすい現象のことです。最初の記憶が継続されますのでとても重要です。
MORE
